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手芸部の弟子、Aや子さまから
手芸部全員(といっても4人)に
ひとあし早くクリスマス・プレゼントが配られた。
こんな可愛らしいミニ・バッグ。
いや、なんという可愛いさ。
20代じゃないと絶対に選ばないと思う。
もちろん、バッグだけではなく
中身もちゃんと入っている。
I屋のクッキーだ。
高校生の頃まで、東京のオミヤゲといえばここのクッキーだった。
今でこそ「素朴な味」などと言われているが
昔から味は変らず、懐かしく美味しい。
この店が弟の名前と同じ、ということもあり
当時から、そして今でも、私はこの店のクッキーが好きだ。
カステラのラスクと「輪っか」の形のが特に好きで
だいたいこれは弟と奪い合いになった。
多分今は奪い合いにはならない。
大人になったので相手に譲るだろう。 お互いに。
そして、オマケのように思い出したが
ここの店は昔、麹町に本店があって
ウィンドウからケーキを作るのが見えた。
そこのバタークリームケーキは
生クリームのよりずっと美味しかった。
あのバタークリーム以上のクリームには
今でも出会えていない。
私が結婚した頃のことだから
かれこれ20年以上も前のことだが
今はどうなっているのだろう。
私はここの一番偉いケーキ職人さんと仲良しになってしまい
ホールでケーキを注文すると
必ず素晴らしいデコレーションをしてもらったものだ。
そして、そのケーキ職人さんが
実は常務取締役だった、と知ったのは
だいぶ後のことになる。
そういえば、その頃夫が私の誕生日に
ここの店のホールケーキに私の名前を入れて
買ってきてくれたことがある。
「〇〇〇ちゃん、お誕生日おめでとう」と
チョコレートで美しく絞り出してあって
相変わらず美味しいケーキだったが
プレゼントされた次の朝、ケーキの箱を
手から落としてしまった。
自分で落としたくせに、心底びっくりしたのを覚えているが
若かったので、ケーキは半分以上食べてしまっていたため
立ち直れないほどの形崩れはしていなかった、という
記憶がある。
この、可愛らしいサンタさんは
あの時のケーキ職人さんに似ている、と言ったら
オチになりすぎだ。
まだ20代の私は、彼にスポンジを均等に切るコツを教わったり
クリスマス・ケーキに飾るクッキーを特別にもらったりした。
そのクッキーは道標の形で、たった今、ピンクのフォンダンを
"Merry X'mas" と絞り出したばかりのものだった。
「この道標はキリストの生まれた方向はあっちだ、と
標しているんですよ」
と、クリスチャンでもあったケーキ職人さんが教えてくれた。
思いがけなく、いろんなことを思い出して嬉しかった。
12月は何故か、「思い出す月」でもあるようだ。
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コメントをどうぞ。
コメントありがとうございました。
◇うっしーさん
やっぱり、I屋のクッキーは高級菓子でしたよね?
いまでも、このクッキーを見ても食べても懐かしい。
相変わらず好きですね、ここのクッキーは。
そして、本店のケーキ職人さんと仲良くなってから
よりいっそうI屋好きに(笑)
◇小太郎さん
ここにも、I屋のクッキーを懐かしむ人が(笑)
そうそう、浮き輪模様でしたよね。
私は空き缶に紙の着せ替え人形を入れてました。
本店のケーキ、まだあったら是非食べてみたい。
ヴァレンタイン・デイにはハートのチョコレートケーキが
売られていたんですよ。ピンクのバラが乗っていて
名前も入れてくれました。
そしてそのケーキがまた美味しかった。
やっぱり、I屋のクッキーは高級菓子でしたよね?
いまでも、このクッキーを見ても食べても懐かしい。
相変わらず好きですね、ここのクッキーは。
そして、本店のケーキ職人さんと仲良くなってから
よりいっそうI屋好きに(笑)
◇小太郎さん
ここにも、I屋のクッキーを懐かしむ人が(笑)
そうそう、浮き輪模様でしたよね。
私は空き缶に紙の着せ替え人形を入れてました。
本店のケーキ、まだあったら是非食べてみたい。
ヴァレンタイン・デイにはハートのチョコレートケーキが
売られていたんですよ。ピンクのバラが乗っていて
名前も入れてくれました。
そしてそのケーキがまた美味しかった。
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椿
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老後はミモザ館(やかた)の
女主人になることを夢見つつ
4匹の猫と暮らす。
(いつの間にか5匹に)
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