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12月5日 待降節6日目の窓を開ける。
とってもポップな感じの鳥ね。
2年前の5月、花壇に 「マートル」を 植えた。
その時は丈も40センチほどで、それはか細い木だった。
あまりにも育ちが悪いので、1本ダメになってもいいように
3本、植えた。
それがま年毎に大きくなって、いまでは立派に「木」と
呼べるほど成長した。
5月に咲く白い梅のような花はとても愛らしい。
「マートル」「ミルタス」という言葉の響きにぴったりとくる花だ。
木を切ると芳香が良いらしい。
らしい、というのはほとんど切ったことがないから。
さすがハーブの一種だ。
そして、秋になるとブルーベリーに似た実をつける。
見た目は、ブルーベリーのようでいかにも美味しそうなため
この時季の客人は気になるようだが、残念ながら、ジャムにしても
不味いらしい。
乾燥させてスパイスのように使う、という説もあるが
私はこのまま鳥にご馳走することにしている。
でも、今年は鳥にも見向きもされない。
こんなに見事に生っているのに。
来年はブルーベリーを植えようと思っている今日このごろ。
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買った文庫本があった。
文庫本のタイトルは「ティファニーで朝食を」
今にして思えば、アンファン・テリブルといわれたカポーティの作品なのだから
きっと都会的で理知的で少々皮肉っぽくって、原文を読めば(読めないけど)
当時のニューヨークの様子を伺い知ることができて、さぞ面白かったと
思うのだが、いかんせん、高校生だった私に瀧口氏の訳は退屈でしかなかった。
それよりも、オマケのようにひっそりと入っていた短編
「クリスマスの思い出」の方が印象に残り、今でも、この時季になると
何かのタイミングで必ず思い出す作品だ。
親戚の家にやっかいになっている少年(カポーティ自身?)と
オールドメイドの60歳の遠縁の老女が、11月のある日、クリスマスに向けて
フルーツケーキ作りを始める。
オールドメイドの60歳の遠縁の老女が、11月のある日、クリスマスに向けて
フルーツケーキ作りを始める。
二人は1年間、この日のために、手伝いをしてもらったお駄賃をコツコツと
貯めていた。
そのお金で、二人は、粉、レーズン、ピカンナッツ、ウィスキーを買う。
このケーキは彼らが1度しか会ったことのない人、1度も会ったことがない人
そしていつも世話になっている人たちに送られる。郵送するのだ。
そして、クリスマスツリーにする木を森に切り出しに行き、お互いにこっそりと
わくわくしなからプレゼントを作りあったりする。
ケーキをすべて発送した後は最後の小銭をはたいて、飼い犬に肉つきの骨を
奮発したりして。
奮発したりして。
クリスマス・イブ(イブを祝う習慣はないらしい)クリスマスを待ちきれない2人は
ケーキの残りのウィスキーをおそるおそる嘗めて、いい気分になり、踊りだして
親戚の人に叱られ、しゅんとなるのだが、一夜明けてクリスマスになると
それもすっかり忘れてしまい、二人でお互いに贈り合った大凧をあげて遊ぶ。
それもすっかり忘れてしまい、二人でお互いに贈り合った大凧をあげて遊ぶ。
もちろん、プレゼントに骨をもらった犬も一緒に。
たったこれだけの物語なのに、いつまでも忘れられないのは何故だろう?
この物語は私だけでなく、多くの人に絶賛されている作品のようで
書評を読むと「イノセンス」という言葉が多く使われている。
そんな難しい(?)言葉でなくても、私たちが待ち望んだクリスマスの
根底にあるもの、原風景、それを思い出させてくれるから、では
ないのかしら?
馬小屋に眠る幼子を一目見るために、真夜中にもかかわらず
羊飼いたちがわくわくしながら道を急いだような。
ないのかしら?
馬小屋に眠る幼子を一目見るために、真夜中にもかかわらず
羊飼いたちがわくわくしながら道を急いだような。
あ、それこそが「イノセンス」なのか。
最近は村上春樹さんが翻訳したものも出版されている。
ふーん、なんだ、みんなこの作品が好きなのね。
そういえば、オーブンを新しくしてから、フルーツケーキを作ってないなー。
待降節4日め、12月3日の窓を開けると
クリスマスソックス? あるいはクリスマスブーツ?
先月、夫がタイに遊びに行った際にこんなものを買ってきた。
タイコットンのティッシュカバー。
まあ、ソファにのっているクッションの芸が細かいことといったら!
しかも3つものっているじゃないの。
私に褒められた夫は、たいそうご満悦。
自分の部屋で使うと言っていたこのカバーを、何を思ったか
ダイニングテーブル上のティッシュに被せた。
しかし、ティッシュボックスの所有者は
抗議の言葉、雨アラレ・・・。
まったく、あれほど余計なことをするな、って言ったのに。
もちろん、猫には直ちに新品のティッシュボックスが支給された。
12月2日、今日の窓を開けると・・・
このカレンダーは表と裏から窓が開けられるようになっていて
出てくる絵柄は同じ。透明な台紙に絵が描いてある。
さて、この時季になると、昼間は猫も日光を求めて窓辺で
外を見ながら微睡んでいることが多い。
ところが、ふと見ると、何かを懸命に見つめている時がある。
ユメ、何見てるの?
・・・
ユメったら。
・・・
わっ、びっくりした!
な、何があったの?
あ・・・ ミモザの花芽。
夏にさんざん虫にやられたけど、ここにはもう花芽がこんなに。
まだ冬至にもなっていないけれど
外では、かすかに春が呼吸を始めているんだね。
そしてまた猫は微睡む。
ミモザが咲くのは4ヶ月先だ。
ナオミさんからクリスマスカードが届いた。
なんと、クリスマスまでの毎日、1日ごとに窓を開けていくアドヴェント・カレンダーに
なっている。
さっそく、今日、1日の窓を開ける。
ダビデの星というわけではないわね(笑)
アドヴェント、とは待降節のこと。
クリスマス直前の日曜日から遡って、4回目の日曜日から待降節が始まる。
今年は11月30日から待降節。
クリスマスの思い出はもちろんいろいろあるが、実家にいた高校生の時までは
イヴの昼間に、母親と鶏のローストを鶏屋(!)に買いに行ったり(いただくこともあった)
スポンジケーキを焼いて、クリスマスケーキを作り、ご馳走の準備をした。
そして夕方、家族揃ってミサに行き、家に帰ってきてからご馳走を食べる。
あるいは、深夜のミサに行って、25日の夜にご馳走を食べる。
実家は雪国ではないが、じゅうぶんに寒かったので、教会の行き帰りが
やたら寒かった。
今は私も弟もいないので、実家の両親はケーキも食べないだろうが
私たちがまだ少年少女だった頃のことを、思い出すこともあるだろう。
あ、話が思わぬ方向に・・・。
子供ではないので、アドヴェントのカレンダーは、毎日楽しみに開けていくつもり。
小さい頃、待降節が始まると、我慢をしたり、お手伝いをしたり、良いことをしたり
クリスマスに向けて、自分なりに準備をしていた。
今にして思えば、天使が肩に乗っていたとしか思えない。
で、今は肩に魔女と黒猫なんかが乗っていると思うのだが
せっかく思い出したアドヴェント
せめて、縁のある人たちを思い出しながら過ごそう。
あ、また話が思わぬ方向に・・・。
しかし、1枚で24回も楽しめるって、なんて素敵なカード!
そして、今、確認してみたら、表の可愛いイラストにも24の窓があった。
ナオミさん、やるねえ。
こちらも年末に向けて、重要なカレンダー
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椿
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自己紹介:
老後はミモザ館(やかた)の
女主人になることを夢見つつ
4匹の猫と暮らす。
(いつの間にか5匹に)
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