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12月6日の窓を開ける。
こんなに早く登場していいのか?!と昨年も思ったが・・・。
これは「サンタクロースに扮装した人」と見るべきなのだろうか?
帽子には樅の木と同じ常緑樹の飾りがついている。
細かい所まで凝っているわね。
さて、サンタの場所は
カレンダーの右側にある家の扉。
街の外壁から肩車をした子供たちが覗いている。
羨ましそうだ。
今年は、もう一部スキー場開きをしたところもあるようだが
暖冬のため雪がほとんどなく、スキー場は難儀していることだろう。
例年なら今頃は、初滑りなのだが今年は雪も少なく
スキーという気分でもないので、志賀高原の麓の
温泉に行ってきた。
と、その前に小布施に寄った駐車場にあった。
なんという木だかわからない。
もしかしたら雪柳かもしれない。
そして、小布施を抜けて山を上っていく。
この日は、この直後から雨になった。
志賀高原では雪が降ったに違いない。
ここは「何もない」ということを売りにしている温泉で
昔ながらの温泉街の石畳を下駄で歩く、という
とても風情のある街歩きができるところでもある。
適当に撮っているので「ル」という字が入ってない。
「射的」なんてある温泉なんて、いまどきほとんどないだろう。
ここの女主人はどう見ても70代にしか見えないが
実は93,4歳のはず。 驚愕、という言葉がぴったりだ。
そして、あちこちに伸びる小路に入っていく。
3人並んで歩くのはキツイか、という幅の小路を
上っていくと
この温泉街でも名のしれた「とうふラーメン」で有名な店。
ここも、84歳でお肌が真っ白、ツヤツヤな女主人が
ひとりで切り盛りしている。
やはり、お歳のことを考えると今食べておかねば、と思う。
作り方を何度見ても、絶対同じには作れない。
ここの「とうふラーメン」は不思議な美味しさがあって
はっきり言ってキレイな店とはどうしても言い難いのだが
ついつい、この店の暖簾をくぐってしまう。
夜遅くまで雨だったので、朝は雪になるかもしれない、と
心配していたのだが、晴れた。
朝から霧が街全体を覆っている。
左の交通標識さえ写っていなければ、もう少し
朝の温泉街の風情が漂った写真になったはずだ。
ま、そこが私の撮る写真で、もう少し考えて
シャッターを押さなければいけないと思うのだが
「これもまた風景の一部だ」という開き直りに似た
気持ちがあるので、いつまでも上達しないのだろう。
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12月4日の窓を開ける。
待降節の蝋燭だ。
教会の聖堂の中には待降節になると
ヒバや杉で作ったリースが天井から吊るされる。
リースには蝋燭が4本たててあって
待降節第1週には1本、2週目には2本と
火の灯される蝋燭が週を追うに連れて増える。
4本の蝋燭に火が点いたらクリスマスだ。
このリースの蝋燭は4本に火が灯っているから
あと2,3日でクリスマス、ということか。
カレンダーの右側が開いてきたようだ。
ついでに12月5日の窓も開ける(笑)
プレゼントがいっぱいに詰まったブーツ。
まわりにもプレゼントがいっぱい。
ということは、ここはクリスマス・ツリーの下なのかしら?
そういえば、クリスマス・プレゼントなんて、ここ何年か
もらってないような気がする。
年々クリスマスが面白くなくなっていく、というのは
それも原因のひとつなのだろう。
12月3日の窓を開ける。
知恵の女神、ミネルヴァのお使いの梟か?
私がまだ実家にいた頃のクリスマスケーキは、私の手作りだった。
オーブンを買ったばかりだった、というのと
とにかくケーキを作りたい!という創作意欲が満々だったからだ。
(今でも「とにかく作りたい!」という困った癖は直っていない)
今から30年ほど前のふぐすまは、冬にハウス栽培のイチゴなど
出回っていなかったので、ケーキの間の果物は缶詰のパイナップルか
黄桃、デコレーションは生クリームならぬホイップクリーム。
それに“Merry X’mas”と書いたチョコレートの板なんかを
飾っていた。
当時のオーブンは火力がやたら強く、オーブンの癖も理解せずに
作っていたので、私の作るケーキはマドレーヌでもスポンジケーキでも
まわりがちょっと焦げて、いまいち膨らみの足りないちょっと堅い
ものだった。
20歳頃のクリスマスに、お洒落なケーキの本に載っていたシンプルな
ケーキを作った。
中に薄切りのパイナップルを挟み、ケーキの上はクリームを一面に
星型の口金でひとつひとつ絞り出しただけのもの。そこに柊の枝を飾る。
不○家のデコレーションケーキが全盛だったころ、その真っ白な
クリームだけのケーキは、私にとってはとてもお洒落なものだった。
事実、それを見た(何事も滅多に褒めない)母も
「まぁ! キレイなケーキだこと!」と言ったものだ。
私は得意満面で、皿にのせたケーキをそのまま冷蔵庫に入れた。
当時、高校生だった椿弟は
「今日のクリスマスのご馳走は何かな~♪」と、冷蔵庫を開けて
(弟はクリスマスに限らず、学校から帰ってくるや否や冷蔵庫を開ける
趣味があったのを、今思い出した)
そのケーキの存在を知った。
そして私の方を見て
「姉ちゃん・・・今年のケーキはこれだけ? サンタも何ものってないの?!」と
情けない声で言った。
「えー、何言ってんの! このシンプルなケーキがいいんじゃん。
サンタとか、このケーキには合わないよ。」
と私はつっぱねたのだが、弟は食い下がった。
「それにしても、せめてサンタとかないとさ、それっぽくないと思わない!」
結構真剣な訴えに、天使の心を持つ姉の私は負けた。
「じゃあ、いいよ。自分で好きな飾りつけしても。 ぶつぶつ」
弟は小遣いを握り締めて、家の前の大型スーパーに走って行った。
私が買い物に行ったか、自分の部屋に引っ込んだかして1、2時間。
台所に戻り、ケーキの様子を見るために(クリームが乾いてないか、とか)
冷蔵庫の扉を開けた・・・。
そこには白いケーキの真ん中に「コケコッコー!」と、まるで早起き鳥のような
形のメレンゲ製の鶏が今にも羽ばたかんばかりにこちらを見ていた。
そしてケーキ一面にチョコレートのカラースプレーが撒いてあった。
「こ、これはいったい・・・。私の作ったあの美しいケーキは?」と
半べその私に、弟は
「これでやっとクリスマスケーキらしく、賑やかになった!」と
心から嬉しそうに言ったのだった。
そしてもちろん、その年のクリスマスは砂糖菓子の鶏が乗ったケーキを
家族全員で食べたのだった。
私が結婚してからも、弟とクリスマスケーキを一緒に食べたことが
2度ほどあったのだが、私たちのこだわりは
「クリスマスケーキは丸くて、サンタが乗ったもの」だ。
クリスマスケーキを食べる楽しさは、「今年のサンタの顔は変だ」とか
「家はウェファースでないと」とか「アラザンがかかったバラの花の
数が少ない」とか言い合うことなのだ。少なくとも私たちには。
諸々の事情によって、1度はブール・ミッシュのお洒落な
でも、サンタは鋸を持っている、という変わったケーキが弟から
献上され、またある年の献上ケーキはなぜか、マキシムの
ナポレオン・パイだった。それも長方形の。
そのナポレオン・パイの年のクリスマスの夕食が終わって
ケーキを切る前に、弟が発した言葉はこうだった。
「いやー、これで小野屋の鶏があったら完璧だったのにね。」
小野屋とはふぐすまの鶏屋で、ここの鶏の丸焼きはとても美味しく
クリスマスになるとお歳暮として届くか、それが無い場合は
24日の昼間、私が弟を連れて買いに行ったりしていたのだ。
その小野屋もだいぶ前に閉店したらしい。残念だ。
今年の弟宅のクリスマス・ケーキはK子ちゃん手作りの
シュトーレンらしいが、心優しいK子ちゃんはシュトーレンに
きっと、サンタとウェファースの家をのせてくれるに違いない。
K子ちゃん、椿の実家のクリスマス・ケーキは
丸くてサンタののっているもの、なのだ。
よろしくね。
・・・やっぱ史上最強小姑か。
2009年12月1日の窓を開ける。
カゴの中の青い鳥だ。
「実は青い鳥はすぐ近くにいるのだよ」というあれね。
右上の部分が1日
まあ、また青い鳥が住むのにふさわしい様子の家だこと。
そして、今日、12月2日の窓を開ける。
男の子がお菓子を作っている。
クリスマス・ツリーに飾るジンジャークッキーか
フルーツケーキか、はたまたドイツだから
シュトーレンか。
こらこら、味見なんかしてないで手を動かしなさい!
これはカレンダーの中心の右下あたり。
黒猫と白猫が可愛い。
あれ?この家のウィンドウにお菓子が飾ってあるところ見ると
このお菓子屋は、この小さいパティシェが経営しているのかしら?
ドイツの伝統的なクリスマスのお菓子、シュトーレン。
なんでも、広島に住む妹のK子ちゃんが、腕をふるって
日曜日に作ったそうだ。
クリスマスまで寝かせるつもりらしい。
椿弟が
「味見をしてみたら? 寝かせる価値があるかどうか確認しないと。」
などと、新婚らしいふざけたことを言っているとか。
クリスマスだというのに雪も解けそうだ。
今年の広島は暖冬に違いない。
一筋の陽が射す中、猫は夢の中で祈る。
「クリスマスには鶏のササミが食べられますように・・・。」
だが、この猫は神を信じるものではない。
と、今年もナオミさんからアドベント・カレンダーが届いた。
ちょっと期待していたので、嬉しくて早速バリバリと開ける。
今年はドイツ製のアドベント・カレンダーだ。
塀に囲まれた街の真ん中に教会のような建物がある。
猫も一緒に、この門を開けて、街の中に入ってみましょう。
そこにはクリスマスを待つ風景。
大人も子供も猫も犬も、クリスマスを待つ浮き浮きした気分が
このカレンダーからうかがえる。
私の大好きなお菓子屋さんもあるわね。
24日の窓はカレンダーの中心にある教会(たぶん)の
ステンドグラスの窓だ。
私は、この窓を開けたらどんな絵があるか、の見当をつけた。
たぶん、間違いないと思う。
明日から24日のクリスマス・イブまで
このブログの読者は私と一緒に、カレンダーの窓を
ひとつひとつ開けて、クリスマスを楽しみに待つハメになる。
純粋に待つ気持ち、それが待降節の意義だ。
待降節の間はできるだけ良い行いをして
幼子の誕生を待たなければいけないのだが
この歳になった今では、良い行いなど絶対に無理なのが寂しい。
とにかく、私の今の一番の関心事は
12月1日限定発売、エスティのグッド・アズ・ゴールド2009という
メイクアップ・キットを、お昼休みに銀座まで走って買いに行かねば
ということなのだ。
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私のこと
HN:
椿
性別:
女性
趣味:
読書など
自己紹介:
老後はミモザ館(やかた)の
女主人になることを夢見つつ
4匹の猫と暮らす。
(いつの間にか5匹に)
女主人になることを夢見つつ
4匹の猫と暮らす。
(いつの間にか5匹に)
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