×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2日目の早朝
早起きが大得意な友人Hは5時から風呂に行ってしまう。
インド帰りのMと私はぐだぐだと布団の中にいたが
起きてしまったついでに、と6時から風呂に向かう。
朝食はブッフェ。
ホワイトアスパラ、蕗の煮たの、生のたらこ
うずら豆、自家製ヨーグルトをとる。
もちろん、いわゆるる朝食らしいものは
定番として存在している。
じゃがいも、かぼちゃを蒸したもの、道内の牛乳など
北海道らしいものが品良く並べられているが
若くはないので、たくさんの種類は食べられない。
後で聞いた話によると
友人Hは、私がタラコをおかずにご飯を食べているのが
「そうだよ、これだよ!」と思ったらしい。
他の二人はそういえばパンを食べていた。
さて、パスは8時に出発だ。
今日は観光が盛りだくさんなのだ。
網走刑務所を眺め、網走駅の縦書きの表札(?)の由来を
聞きながら、ナントカ水産という店に到着。
北海道各地のラーメンを買い込み、外に出ると
初めて見るオホーツク海。
札幌から小樽に行った時にJRの窓から見た日本海の
「泣きたくなるほど寂しい風景」とは違うが
厳寒の地の海の色は身が竦むようだ。
オホーツク海に沿ってバスは走り
オシンコシンの滝に到着する。
いやー、寒そう。
実際寒かった。
売店には少し前まで茶色の大きな猫がいたらしい。
ふかふかとした大きな猫を生で見たかった。
車窓から海辺に聳える奇岩などを眺めているうちに
バスは山の中に入っていく。
ツアーの目玉のひとつである世界遺産の知床五湖のひとつ
「一湖」まで、自然センターから高架木道を歩く。
ところが、朝までの雨のせいであたりは濃い霧。
晴れていれば美しい景色が広がっていたのだろうが
この写真を今見ても「はて?」という感じだ。
この先から二湖、三湖と行くには熟練したツアーガイドに
同行してもらわないといけない。
ここは、国定公園の中
ここは、国定公園の中
クマが頻繁に出没する地域であり、時期なのだ。
もちろん、このツアーは一湖の展望台からさっさと引き返す。
なにしろ寒いしねえ。
なにしろ寒いしねえ。
知床峠に向かう途中は
前日に降った雪のため、外は雪景色。
いったい今は何月よ?と思う。
それが北海道。
私たちは寒さのあまり深い雪の知床峠では
バスの中でじーっとしていた。
そうそう、また来ればいいんだしね。
さて、山の中にはエゾジカが頻繁に見えていたが
知床峠から標津まで下る途中の笹薮の中に
なんと、ヒグマがいた!
大興奮のあまり、カメラを出すどころではなかった。
若い、それほど大きくない(と言っても200キロくらいあったらしい)
ツヤツヤとした毛並みのヒグマを見るのに夢中で。
ヒグマに遭遇するのは、めったにないことのようで
バスガイドさんも添乗員さんも大興奮。
興奮さめやらぬ中、車窓から後ろを見ると
広がった青空を背景に冠雪の羅臼岳が姿を現わす。
バスの中から歓声が上がる。
神秘的な眺めに、やたらカメラのシャッターを押し
ボケボケの羅臼岳の写真を量産。
そして進行方向を見ると、消えていく霧の間から
オホーツク海の遙かに国後島が見える。
これもまた感動の眺めで、望遠をしたり、角度を変えたり
意味不明の国後島の写真を量産する。
言うに及ばず、興奮しているものだからボケボケのものがほとんど。
バスの中ではガイドさんに誘われて
♪は~るかクナシリに~白夜ぁわぁ明けるぅ~♪
と、大合唱。
感動した私も国後島を指差しながら歌う(バカ)
山を下り、(冬は)流氷が着岸するという岸近くなると
山を下り、(冬は)流氷が着岸するという岸近くなると
歌のとおり(丸々と太った)カモメを多数見ることになる。
昼食は、鮭の水揚げ日本一、標津港に近い店で
しべつ鮭三代漬け丼(鮭節が味のアクセント)
鮭はほんのりスモークしたような風味
ホタテの身もぶ厚く、イクラはもちろんのこと
鰹節だと思って食べた鮭節も、ウマイ!
食べ始めたのが1時近くだったので、あっと言う間に平らげ
標津のメインストリートを散策するが
あまりにも人が少なく、店も無い。
北方領土資料館の裏からは国後島がこんなに近くに見える。
この後、街中の(全然人がいない)公園で
キタキツネが遊んでいるのを見た。(画像なし)
それだけ、何もないってことだ。
キタキツネに興奮した後、これまた目玉のひとつ野付半島に向かう。
季節がもう少し後だったら、海岸には赤いハマナス、オレンジのカンゾウ
黄色の先代萩などが咲き乱れ、さぞ美しかったことだろう。
が、まだその季節ではなく、緑の中の所々に
ポツンポツンと赤やオレンジが見えるだけだった。
砂浜の先には濃い群青色の海が広がり、国後島が見える。
キタキツネが砂浜をバスと並走する。
見るからに冷たい空気の中を、白いカモメに混じり
オオワシ、オジロワシが低く直線的に飛ぶ。
浜辺の杭の上で羽を休めてオホーツク海を眺める様がいかにも、で
この風景は一生忘れられないものになるだろう、と思う。
日本最東端、日本最大の砂嘴、野付半島。
国後島まではわずか16キロ。
両側に海を見ながら、砂嘴を1キロ(以上)徒歩で歩く。
海からの風も強く、寒い。
道の両側にはクロユリ、先代萩、苺のような小さい花が咲いているが
強風の中、歩きながら急いで撮ったため、撮影者が見ても
「これは何?」状態のため、お見せできない。
「これは何?」状態のため、お見せできない。
海水で立ち枯れたトドマツが横たわる奇観、トドワラ。
年々風化して、いずれ見られなくなってしまう景色。
ヨーロッパの最西端、ポルトガルのロカ岬も強い風が吹き
地の果て、の言葉通り、寂しい景色だった記憶があるが
地の果て、の言葉通り、寂しい景色だった記憶があるが
日本最東端も強い風が吹き、荒涼とした景色が広がっている。
トドワラを過ぎても、道は海の中まで続く。
道がある限り歩いて行きそうな友人たちに怯み
いい加減に引き返そう、と提案する。
私は髙い所と海の上を歩くのが苦手なのだ。
私は髙い所と海の上を歩くのが苦手なのだ。
トドワラからネイチャーセンターに戻る道すがら
知床半島方向を見ると、羅臼連峰がくっきりと見える。
いかにも寒そうな写真だが、実際、寒い。
青空の中、野付から見る国後島(近い!)は
島の岸壁、羅臼山、めったに見えない爺爺岳までもが見え
この歳まで経験したことのない景色は、感動というよりも
こんなに近かったのだ、と胸を突かれる思いがした。
さて、野付半島は別海町にある。
「べつかいの牛飼い」と言われ、酪農が盛んな町。
特別に牛乳が好きでない私も、それは知っていた。
ネイチャーセンターの売店を眺めていて
おっ、というものを見つけた。
べつかいのコーヒー牛乳、みっけ!
別海町まで来て、これを買わないでどうする!
観光地価格でない(むしろ普通よりもお安い)コーヒー牛乳。
「ああ、べつかいのコーヒー牛乳!」と
バスの中でしみじみと味わった。
この日の泊まりは阿寒湖のホテル。
夕飯は大規模ブッフェ(画像なし)
温泉もブッフェもきっちり堪能し
布団に入った途端に眠ってしまった私たちだった。
PR
コメントをどうぞ。
カレンダー
04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
私のこと
HN:
椿
性別:
女性
趣味:
読書など
自己紹介:
老後はミモザ館(やかた)の
女主人になることを夢見つつ
4匹の猫と暮らす。
(いつの間にか5匹に)
女主人になることを夢見つつ
4匹の猫と暮らす。
(いつの間にか5匹に)
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
アーカイブ
ブログ内検索