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「お子安さん」のお祭りの結構なご馳走もいいが
お神輿が渡るというので、従姉妹とその娘、私は
食事の途中にもかかわらず、外に跳びだし
お神輿の運行を冷やかす。
山車を引く子供の数が思ったより多いのにはびっくりした。
小さい女の子が上手に太鼓を叩く。
お神輿は男の子が担ぐ。
葡萄の里にふさわしく、屋根には鳳凰と葡萄の飾り。
練り歩くお神輿を見る私たちの傍には、赤く色づいた南天。
ご馳走をたらふく食べた後は
夫と従姉のご主人を温泉に送り出し
私たち女性陣は後片付けもせずに
炬燵を囲み、テレビを見ながら
思い出話などに花を咲かせる。
既に夕方が始まったくらいの時間になって
従妹、従姉の娘、私が連れ立ってお子安さんに行ってみる。
あまりにも満腹になったため、腹ごなしも兼ねている。
気の毒だが、後片付けは一番歳上の従姉に任せてしまう。
そこが私たちの調子の良いところだ。
家から歩いてホントにすぐそこ。1分くらいのところに寺がある。
古い山門をくぐり境内に入る。
今年はテキ屋の出店は無い、ということで
私の住むK市の市民祭りのような、ちょっと今風の店も
あったりする。
毎年「お子安さんの時分は寒い」と相場が決まっているらしいが
今年は例年になく暖かく、天気も良い。
そのせいで人出も少し多いのだろう。
参道の両脇には、子供が願い事を書いた竹筒。
夜はこの中のろうそくに火が入る。
現世利益を求める多くの願いごとの中で
「おばあちゃんが良くなりますように」 とか
「犬が元気になりますように」 という願いごとを目にすると
なにやら心がほろりとする。
こうして、秋の陽が足早に過ぎていく。
父親の「お子安さんの思い出」である名物の痰切り飴は
今年も目にすることはなかった。
今の時代にはそぐわないもの、になってしまったのだろう。
父親にはちょっと残念そうな声で報告しておこう。
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椿
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女性
趣味:
読書など
自己紹介:
老後はミモザ館(やかた)の
女主人になることを夢見つつ
4匹の猫と暮らす。
(いつの間にか5匹に)
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