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先週の金曜日は半休。
10月に銀座にオープンした長野県のアンテナショップの
「おやき教室」に会社の先輩と参加してきた。
講師の1人の「おやき協議会会長」が
以前このブログで紹介したこともある
私の友人だったので、会うついで、というか
サクラになるかも、と思っての参加。
心配無用の大盛況だった。
カメラを出す暇もなく、粉をこねたり
生地を丸めたりしていたので画像はない。
従って、残念だがおやき教室についての内容は
以上だ。
おやき教室は終わったが
近所に、築地に勤務していた時からのおなじみ
うおがし銘茶の銀座店がある。
12周年の記念祭を目当てに
先輩と銀座でお茶を一服、となだれ込む。
なんとも風情のある秋の木が活けられた店先には
築地の時からの仲良し(?)である社長の顔が見える。
「今日も会社サボって来たんですよ!」と言うと
喜んだ社長は、お店の人に
「ほら、みんな拍手、拍手!」とふざける。
一瞬店内が盛り上がり、その流れに乗って2階の席に向かう。
競りで今年最高の値段、50グラム1万円がついた、という
本玉露プレミアムが静かに淹れられている。
最初に、もの静かな佇まいのイケメンの兄さんが運んできたのは
宮城の純米酒「APERITIF」
全然アルコールっぽくなく、米の甘さが出ていて
いくらでもイケそうだが、一口だけ舐めて
イケる口の先輩に讓る。
これから帰るのでなければぐっといきたいところだ。
少しだけ舐めただけなのに忘れられない味になる。
頃合いを見はからって
さきほどの本玉露が出される。
銀の箔を貼ったような玉露茶碗に、杯1坏ほど。
温度は40度と今まで経験したことがないほど低い。
口に含んだ途端に「旨み」がいっぱいに広がり
飲み干した後もしばらくの間、口の中に旨みが残っている。
下世話な話、この杯1坏ほどのお茶だけでそれなりの値になる。
口の中の旨みを楽しみ、まだ充分に旨い、と思ううちに
銘々盆が運ばれてくる。
銀座店限定の 茶・銀座「参」というお茶と
お凌ぎに銀座三笠会館の「友禅豆腐」
柚入り白味噌の餡と胡桃が乗る。
懐石料理のように、美しい京友禅をイメージしたという擬製豆腐には
穴子、人参とインゲンで赤と緑が散りばめられている。
見た目も味も、これはもうお菓子と言っても差し支えないほど。
ここまでが2階でのおもてなし。
3階に向かう。
座って一息いれたところに運ばれてきたのは
銀座「あけぼの」の「きら星」というメレンゲのお菓子と
香り高い「くきほうじ」
デミタスカップのほんの3口ほど。
お茶の香りが強いのもびっくりだが、それぞれ金と銀の皿という気配りに
これまた感心する。
3階の照明。香炉も配された空間。
美しい所作で抹茶が点てられる。
私の「親の仇」のような力任せとは違い
茶筅は穏やかに静かにさらさらと動く。
お菓子は滋賀 しろ平老舗の「銀杏」
銘々盆の懐紙の上には青い銀杏の葉が添えられ
お菓子の色をいっそう引立てる。
白あんを薄いういろうで包み銀杏を表現したお菓子を
「何これ!? ういろうのくせに美味い!」と私と先輩はひそひそ呟く。
若緑も美しく点てられた抹茶は
銀座店限定の「ことのは」強火仕立。
今までこの店で口にしたどの抹茶とも違う
香ばしさが勝った抹茶。
けっこうぬるめの温度なのに
しっかりとした細かい泡ね、と
一口味わい、そして嫉妬。
茶筅を親の仇のように動かしていては
同じ抹茶でもこんな味にはならないのだろう。
だいたい、茶杓からのお湯を注ぐのだって
少しずつ、ゆっくりと時間をかけている。
私向きでないのは、それだけで解る。
と、今気づいたが、このもてなしの流れは
懐石料理のようだ。
きっと、それをイメージして組み立てたに違いない。
抹茶茶碗を返し1階に下りる。
スタンドバーで気軽に1坏ひっかけるように
最後のお茶を楽しむ。
オリジナルの小さいカップに12周年記念茶。
店員さんたちと楽しく話しながら、ディスプレイを眺めたり
お茶について質問したり。
抹茶勉強中の私は銀座店限定の「ことのは」を購入する。
銀座の粋な空間での美味しいお茶のもてなしに
すっかり満足した先輩と私は
その感動を胸に帰途についた、というわけではなく
ソニプラをひやかし、試供品をもらい
たんまり試食もし、銀座をさらに堪能したのだった。
10月に銀座にオープンした長野県のアンテナショップの
「おやき教室」に会社の先輩と参加してきた。
講師の1人の「おやき協議会会長」が
以前このブログで紹介したこともある
私の友人だったので、会うついで、というか
サクラになるかも、と思っての参加。
心配無用の大盛況だった。
カメラを出す暇もなく、粉をこねたり
生地を丸めたりしていたので画像はない。
従って、残念だがおやき教室についての内容は
以上だ。
おやき教室は終わったが
近所に、築地に勤務していた時からのおなじみ
うおがし銘茶の銀座店がある。
12周年の記念祭を目当てに
先輩と銀座でお茶を一服、となだれ込む。
なんとも風情のある秋の木が活けられた店先には
築地の時からの仲良し(?)である社長の顔が見える。
「今日も会社サボって来たんですよ!」と言うと
喜んだ社長は、お店の人に
「ほら、みんな拍手、拍手!」とふざける。
一瞬店内が盛り上がり、その流れに乗って2階の席に向かう。
競りで今年最高の値段、50グラム1万円がついた、という
本玉露プレミアムが静かに淹れられている。
最初に、もの静かな佇まいのイケメンの兄さんが運んできたのは
宮城の純米酒「APERITIF」
全然アルコールっぽくなく、米の甘さが出ていて
いくらでもイケそうだが、一口だけ舐めて
イケる口の先輩に讓る。
これから帰るのでなければぐっといきたいところだ。
少しだけ舐めただけなのに忘れられない味になる。
頃合いを見はからって
さきほどの本玉露が出される。
銀の箔を貼ったような玉露茶碗に、杯1坏ほど。
温度は40度と今まで経験したことがないほど低い。
口に含んだ途端に「旨み」がいっぱいに広がり
飲み干した後もしばらくの間、口の中に旨みが残っている。
下世話な話、この杯1坏ほどのお茶だけでそれなりの値になる。
口の中の旨みを楽しみ、まだ充分に旨い、と思ううちに
銘々盆が運ばれてくる。
銀座店限定の 茶・銀座「参」というお茶と
お凌ぎに銀座三笠会館の「友禅豆腐」
柚入り白味噌の餡と胡桃が乗る。
懐石料理のように、美しい京友禅をイメージしたという擬製豆腐には
穴子、人参とインゲンで赤と緑が散りばめられている。
見た目も味も、これはもうお菓子と言っても差し支えないほど。
ここまでが2階でのおもてなし。
3階に向かう。
座って一息いれたところに運ばれてきたのは
銀座「あけぼの」の「きら星」というメレンゲのお菓子と
香り高い「くきほうじ」
デミタスカップのほんの3口ほど。
お茶の香りが強いのもびっくりだが、それぞれ金と銀の皿という気配りに
これまた感心する。
3階の照明。香炉も配された空間。
美しい所作で抹茶が点てられる。
私の「親の仇」のような力任せとは違い
茶筅は穏やかに静かにさらさらと動く。
お菓子は滋賀 しろ平老舗の「銀杏」
銘々盆の懐紙の上には青い銀杏の葉が添えられ
お菓子の色をいっそう引立てる。
白あんを薄いういろうで包み銀杏を表現したお菓子を
「何これ!? ういろうのくせに美味い!」と私と先輩はひそひそ呟く。
若緑も美しく点てられた抹茶は
銀座店限定の「ことのは」強火仕立。
今までこの店で口にしたどの抹茶とも違う
香ばしさが勝った抹茶。
けっこうぬるめの温度なのに
しっかりとした細かい泡ね、と
一口味わい、そして嫉妬。
茶筅を親の仇のように動かしていては
同じ抹茶でもこんな味にはならないのだろう。
だいたい、茶杓からのお湯を注ぐのだって
少しずつ、ゆっくりと時間をかけている。
私向きでないのは、それだけで解る。
と、今気づいたが、このもてなしの流れは
懐石料理のようだ。
きっと、それをイメージして組み立てたに違いない。
抹茶茶碗を返し1階に下りる。
スタンドバーで気軽に1坏ひっかけるように
最後のお茶を楽しむ。
オリジナルの小さいカップに12周年記念茶。
店員さんたちと楽しく話しながら、ディスプレイを眺めたり
お茶について質問したり。
抹茶勉強中の私は銀座店限定の「ことのは」を購入する。
銀座の粋な空間での美味しいお茶のもてなしに
すっかり満足した先輩と私は
その感動を胸に帰途についた、というわけではなく
ソニプラをひやかし、試供品をもらい
たんまり試食もし、銀座をさらに堪能したのだった。
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椿
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自己紹介:
老後はミモザ館(やかた)の
女主人になることを夢見つつ
4匹の猫と暮らす。
(いつの間にか5匹に)
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