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小淵沢に、名前は忘れたが中央高速から見えるハーブ園がある。
昨年まで入場料をとっていたのだが、今年は無料だった。
そのせいかどうかはわからないが、昨年一面のひまわり畑だった場所は
枝豆の畑になっていて、あまりの現実にびっくりした。
そして、昨年はなかった色とりどりのダリア。
ダリアという花は好きではないが、中には可憐な色のダリアもあって
ダリアのイメージが少し変った。
ダリアと言えば、私の中では三好達治の「アヴェ・マリア」という詩が
花よりも先に思い浮かぶ。
・・・
私は海に乗るだらう、夜が来たら。
私は山を超えるだらう、夜が明けたら。
私は何を見るだらう。
そして私は、何を思うだらう。
ほんとに私はどこへ行くのだろう。
窓に咲いたダーリア。窓から入ってくる蝶。
私の眺めてゐる雲、高い雲。
私は風に送られ
私は季節に送られ、
・・・
アヴェ・マリア、マリアさま、
夜が来たら私は汽車に乗るのです、
私はどこへ行くのでせう。
私のハンカチは新しい。
それに私の涙はもう古い。
-もう一度会う日はないか。
-もう一度会う日はないだらう。
そして旅に出れば、知らない人ばかりを見、知らない海の音を
聞くだらう。そしてもう誰にも会わないだらう。
「測量船」 より
測量船全編に湛えられている若き日の喪失感、とでも
いうべきものが、この詩からも溢れる。
なので、私はダリアを「ダーリア」と発音したいのだ。
ダーリア、とそっと唇に乗せた瞬間、そこからそこはかとないやるせなさが
漂ってはこないか。
昔は今のようにダリアの種類もなかっただろうから
三好達治の言ったダーリアとは、まさにこれのことだ。
それでも、この花、ダリアを好きになれないのは
茎が黒いのが、私の中できっとダメなんだ。
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無題
ダリアってこんなに種類があるんですねえ。
私の中ではダリアは「赤くて華麗」というイメージです。
このお盆休みに私も清里へユリを見にいったのですが、
今年は例年より寒かったそうで、ユリがほとんど咲いていないばかりか、
ヒマワリや朝顔さえ全然育っていませんでした(T_T)
なのに萩や撫子のような秋の花は満開で、トンボも飛び回っていて、
夏の花が咲かないうちに秋になっちゃったかと、
ちょっと淋しいなって思っちゃいました・・・。
私の中ではダリアは「赤くて華麗」というイメージです。
このお盆休みに私も清里へユリを見にいったのですが、
今年は例年より寒かったそうで、ユリがほとんど咲いていないばかりか、
ヒマワリや朝顔さえ全然育っていませんでした(T_T)
なのに萩や撫子のような秋の花は満開で、トンボも飛び回っていて、
夏の花が咲かないうちに秋になっちゃったかと、
ちょっと淋しいなって思っちゃいました・・・。
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老後はミモザ館(やかた)の
女主人になることを夢見つつ
4匹の猫と暮らす。
(いつの間にか5匹に)
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