衣更え 2010/05/20 (Thu)

ようやく５月っぽいの陽気が続くようになった。
なんとなく安定してない天気が憂鬱だったが
気持ちが風と一緒に透き通ってくるような気分だ。




そういえば、
「5月の風をゼリーにして持って来て下さい」
と言った詩人がいた。

軽やかな美しい詩を残した詩人だったが
彼は猫は飼っていなかったのだろうか？
5月の風には猫も似合う。






光の方向を向いている猫は哲学者のようだが
そのじつ、何も考えてはいないのだ。







猫がくつろぐ体勢も、手足が緩んできて長くなる。
もう１ヶ月もしたら夏が来るのだ。







若い時はこの猫も撮影に協力的だったが
最近はカメラを向けると、横を向く。
なので、せっかくの凛々しい顔がマヌケに写る。
言い聞かせても言うことを聞かない。







先日、猫の毛梳きをしたら、この猫だけでボウル２杯くらいの毛が抜けた。
ぎゅっと固めても、ソフトボールより大きい。

毛梳きをした後には、すんなりとした猫が不満そうに
走って逃げていった。

夏までにはスキスキの毛の猫になるはずだ。　たぶん。
何しろ顔まで毛皮なのだから、そうでもならないと
夏を乗り切れないだろう。