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昨日の続きになるが
長野県明科にある光城山に(車で)上ってみた。


43c8085c.jpg
             ほのかなる霞のうへに はるかにねむる遠き山

山頂から下を覗くと、桜に縁どられた風景が広がる。
遠くの山が雪をいただいて、「絵」になる。




そして、足元を見ると

37189f0b.jpg

光を浴びた菫。
埃も被ってなく、花びらもすべすべしている。




2633d20a.jpg
                彼方に遠き山は見ゆ ああなほ彼方に遠く

そしてまた下を見下ろす。
山桜もある。 この山の桜は染井ではないような気がする。




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白いラッパ水仙。
凛とした花だ。水仙は匂いも清清しい。




91b1db45.jpg

八重の水仙。
この水仙は今まで好きではなかったが
被写体として見るとなかなか面白い。




f70a49c8.jpg
                ああげにいわれなき旅人のけふのこころよ

同じように見えるかもしれないが、山の形を見ればわかるとおり
全部違う方向から撮ったつもりなのだ。




8571b49f.jpg

ハルリンドウ。
初めて見た。 が、竜胆そのものなのですぐわかる。
春の花にしては、色が地味なような気がするが
初めて見る花、というのはひたすら感激だ。




b6f6787e.jpg

われはいまふとふるき日の思出のために
なつかしき涙あふれいでんとするににたる
心をおぼゆ ゆえはわかたね

はるかなる霞の奥に
彼方に遠き山は見ゆ


三好達治の「花がたみ」の「序にかへて」の一節だ。
この詩は合唱曲になり、中学校の時にそれをずいぶん練習したものだ。
そのせいか、それが良いかどうかは別として
こういう風景を見ると必ず思い出す詩なのだ。



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コメントありがとうございます。
◇nana-bataさん
ああ、確かに桜と山頂の雪を一目で見られる場所というのは
限られているかもしれません。
私はふぐすま出身なので見慣れた風景ですが
九州はそういうわけにはいきませんね。
でも、毎年、何度見ても素敵だと思います。


◇小太郎さん
そうです。例の桜の道の山です。
登山道沿いの桜を見ながら徒歩で上るのも可能ですし
裏から車で山頂付近まで行くこともできます。
山頂までほんの少しは歩きますが。
この景色は、雪国、信州の財産だと思います。

椿 2010/05/12(Wed)21:19:46 編集
信州の春
光城山は桜の道ができる山ですね。
車で上ることもできるのですか。
山桜のバックに雪を頂いた山・・・
信州ならではの春の景色ですね(^-^)
小太郎 2010/05/12(Wed)16:00:03 編集
無題
山の頂に雪の景色自体が滅多に見られないので、
こういう、
それも青空に桜も一緒の山は見たら感動するんだろうな。
nana-bata 2010/05/12(Wed)12:33:58 編集
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桜が山を上る 豊科から
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