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小布施に行ったのはもう2週間も前のことだ。
その時は東京でも雪が降ったのだから
志賀高原の麓、小布施では雪が積もっても
全然不思議ではない。

小布施は昔から文化程度の高い街だったというのは
以前に書いた。
戦前から上下水道が完備し、カナダからの結核撲滅運動の
宣教師と医者を受け入れ、サナトリウムと、それに併設する
礼拝堂(チャペル)があった。とこれは父に聞いた。


ずいぶん前になるが、春スキーの帰りに小布施の街を
通っていたときに、美しい桜の群れが目に入った。
あまりにも見事だったので、寄り道をして桜を訪ねると
そこは、以前サナトリウムだった病院の庭だった。

誰でも自由に出入りできるので、それ以来、この時季に
小布施に行く時は必ず立ち寄る「私の中の桜の名所」に
なってしまった。


9dd972ee.jpg

午前中は少し曇っていたものの、午後からは青空が広がった。



c3d2c24e.jpg

見事な枝垂桜。

桜だけでなく、この庭には連翹、雪柳、山吹、水仙などが咲き
繚乱の時には夢の中にいるような気持ちになる。



2adc2dc6.jpg

菫も多いが、雪が残っていて寒そうだ。



c8e0120a.jpg

桜の向こうには雪をかぶった志賀高原の山々。



58b2484e.jpg

まるでヨーロッパの村の風景のようなこの建物が
庭の片隅にある。



4400fa2b.jpg

脇には何気ない風にヒヤシンスも咲いて・・・



ここは

55f0ba46.jpg

カナダ人の宣教師「スタート博士」が建てた、新生礼拝堂(New Life Chapel)

本当に小さい、としか言いようのない礼拝堂だが
この一帯の雰囲気は、この祈りの場があってこその
ものなのだ、と、妙に納得する。
静かで、確かな存在感を持つ礼拝堂だ。


折しも、病院の庭にある東屋では、年配のご婦人たちが
持ち寄ったお昼を広げていた。
静かで明るい庭の中で、ご婦人たちは穏やかに話しながら
桜を愛で、お茶を飲む。

なんと素晴らしいお花見の場所をお持ちなのだろう、と
しみじみ思ったことだった。



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コメントありがとうございます。
◇mogさん
教育県の長野でも、ここ小布施はとりわけ文化程度が高い街。
さらにこの一角はそれはそれはもう・・・。
この病院、現在はホスピスだという話も聞きました。


◇うっしーさん
時が経つのはあっという間ですが、何かの機会に
思い出して、また信州に行ってみるのもいいかも。
酒は美味しいらしいですよ(笑)


椿 2010/04/30(Fri)14:39:43 編集
まぁ!
まぁ、本当に素敵ですね。
信州なんて、もう〇十年行っていないような気がします。
あーあーあー。んて年月って早いのかしら??
うっしー 2010/04/29(Thu)11:32:11 編集
信州
どこか、心惹かれるものがありますね、信州って。
東屋の風景。
素敵な一時だったのでしょうね。
mog URL 2010/04/28(Wed)22:05:33 編集
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