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1月も半ばにさしかかった頃
いきなり、高級煎餅の送り付け(!)があった。
銀座あけぼの の上品な煎餅。
私たちが「摩耶ババ」と呼んでいる、摩耶の保護主からだ。
毎年、年賀状を送っているのだが
昨年と今年は摩耶ババから何の連絡もなかった。
年配で一人暮らしの方なので、入院でもしたのだろうか
もしや・・・と心配していたのだが、ほっとした。
そんなことをしなくても、きちんと可愛がるのに、と
いつも思うのだが、嫁に出した娘と同じで心配なのだろう。
実は、こうしてお菓子を送ってもらったのは
今回が初めてではなく、1年に1度ではあるが
毎年のように送ってもらっていた。
私も何かお返しを、と毎回考えるのだが
結局、一番嬉しいのはコレだろう、と
お礼には摩耶の写真を送ることにしている。
今回送ったのはこの写真だ。
私は摩耶の可愛い表情を撮るのが下手なので
お友達のご主人が撮ったものも使わせていただいた。
今年もまた、こうして摩耶の写真を送ることができて
なにやら、この1年間の責任を果たした気持ちになっている。
この猫は、ウチに来て8年たった今でも
保護主が気にかけてくれる、という幸せな猫だ。
もっとも本猫は(あたりまえだが)そんなことは理解していない。
ディスカウントショップで売られていたこの猫には
兄弟が5匹くらいいたはずだが、もちろん覚えてはいないだろう。
母猫がアメショーだが、生まれた子猫が雑種だったため
兄弟全員が捨てられた、というこの猫にいたっては
もちろん、兄弟がいたことすら覚えていないだろう。
1匹で逃げ回っていたため、保護が遅れ、あきらかに
他の兄弟よりも身体が小さかった。
摩耶は3匹の中では一番幸せな猫で
狭いケージの中にいたことも
食べ物が無く、ひもじい思いをした、という経験も無い。
だが、それが彼女の性格に反映したか、というと
鷹揚でも、友好的でもないので(オマケにがっついて食う)
ほとんど関係が無い、というのが残念なところだ。
今の季節、ガラス越しの太陽が猫は好きなようだ。
そして、ひなたぼっこをする傍に小道具などがあると
さらに楽しい時間を過ごすことができるらしい。
構えて、あたりを窺ってから
目の前にあったバスマットを引き寄せ
その上でうっとりとした顔で横になる。
結構な時間が経過しても、顔も体勢もほとんど変化がない。
一方こちらは
日向にバスマットを見つけると、すぐさまその上に転がり
マットの端を手で掴み、ガシガシ噛んだり
「えーい、ケリケリケリケリ・・・・」(ちょっと違うか)
と拗ねたような顔だが、アクティブだ。
そして、その興味はあっという間に薄れ
何でもなかったような顔をして、正しくバスマットの上で横になる。
この記事を書いていて、ふと思ったのだが
どうして、このバスマットが1階のこの場所にあるのだろう?
誰が持ってきたのだ? って、猫が運んでくるわけはないので
夫しかいないが、後で夫に問いただしてみよう。
これは人間用のバスマットで猫のトイレマットではない、はずだ。
いや、私は猫と共用でも一向に構わないのだが。
2階の夫の部屋から、不要になったスピーカーを下ろしてきた。
もちろん、粗大ゴミで出すのだが、その前に見慣れないモノに
興味津々の方々がいる。
そして、スピーカーの陰から、こっそりとなにやら企む猫。
場所を移動して、見たこともない殊勝な顔つきをしているのは何故か?
実は
微妙というか一触即発と言おうか、そんな距離に姉猫がいるのだ。
お互いに、これから起こることが予想できるのか
絶対に目を合わせない。
傍目で見ても、2匹の目つきがどんどん険しくなっていくのがわかる。
もっとも飼い主はこの状態を、ちょっと楽しんでいる。
・・・数分経過・・・
いつも通り、姉猫が
「ぎゃ~ッ!」 という、確実に隣家にも聞こえるであろう、と思うほどの
大声を出して妹猫に一発パンチをくらわせ、脱兎のごとく走っていった。
いや、そろそろアンタも学習した方がいいと思う。
今回は目の上をやられなかっただけ、良かったと思わないと。
アンタも負けないのが判っているのだから、いい加減に近所迷惑な大声を
出すのは止めなさい。
いったい、いつになったらこの2匹は学習ができるのだろうか。
仲良くならなくてもいいから、うまく折り合いをつけて生活すれば
それなりに楽しいのではないか、と思うのは余計なお世話なのだろうか。
夕食の後、紅茶でも飲もうと台所でごそごそやっていたら
猫がスタスタとやってきた。
12歳という年齢を考えても、変な、ひょこんひょこんという
歩き方をしていた。
ああ、猫は急激に老いる、と聞いてはいたが・・・。
それにしても昨日までは軽やかに歩いていたのに、と
ちょっと悲しくなって、猫をしみじみと見た。
あれ?
首輪が・・・タスキがけになっている?!
道理で歩き方が変だったはずだ。
ああ、良かった、と猫を抱き上げて首輪を外し
適正な長さに直して、首輪を装着しなおした。
猫はまた、いつもの軽やかな歩き方に戻った。
この場合、いくらネタ不足だからといって
カメラを持ってくるまで猫を待機させる、という
失礼なことをしなかったのは、我ながら懸命だった。
首輪を適正な長さに直した後はヒーターの前で暖をとる。
フローリングでは肉球が冷たかろう、と座布団も提供する。
明日は暖かくなる、という予報だが、今夜は寒いので
しばらくこうしているつもりらしい。
それにしても首輪のタスキがけが気の毒だったので
特別にオヤツとして、モンプチも味わってもらう。
ついでにモンプチのお相伴にあずかったラッキーな猫。
乗っている箱が微妙な凹み方をしているのが気になる。
紅茶を飲みながら夕刊を読むと
こんなところにも猫が寝ているのだった。
こんな寒い日は私の部屋のホットカーペットもスィッチを入れる。
カーペットの上で猫が伸びているのを見ると
精神が安定して、とても気持ちが良い。
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椿
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女性
趣味:
読書など
自己紹介:
老後はミモザ館(やかた)の
女主人になることを夢見つつ
4匹の猫と暮らす。
(いつの間にか5匹に)
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