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12日の土曜日、メイは朝から「お出かけ」
うまい具合の機会が見つからなくて
生後ほぼ10ヶ月の避妊手術だ。
長いこと滞在していた動物病院に里帰り。
とにかく抱き上げることができない猫なので
もう、だいぶ前からドキドキだった。
この猫をどうやってキャリーに入れようか?
だいたいの計画はこうだ。
朝、ごはん抜きのため、ふてくされ
ドームベッドに籠っているであろう猫を
そのまま持ち上げ、キャリーにすばやく落とし
電光石火で蓋を閉める。
しかし、思っている通りには運ばないのが世の常だ。
この段階で逃げられたら・・・
夫に加勢を頼み、部屋中を追い回すしかない。
朝、8時少し前
その時になってみると、猫は窓の外を見たり
部屋の中を歩きまわったり
一向にドームに入る気配がない。
さらに、気配を察した風猫が
自ら「メイちーん、元気ー?」とばかりに
お部屋訪問をする。
喜んだメイは風猫につきまとって離れず
もちろんドームに入ろうとはしない。
そこで、風猫には部屋を退出してもらい
夫に部屋に入るように命じる。
「ちょっと、気配なしで普通っぽく部屋に入ってみて!」
「猫がドームに入ったら、そのままキャリーに入れるから
アンタが素早く蓋を閉めるのよっ!わかったねっ!」
夫が部屋に入った途端、メイはそそくさとドームに入った。
よしっ、やるぞっ!
心を落ち着けてドームを持ち上げ
キャリーの上まで運ぶ。この館の距離1メートル。
瞬間、 猫はドームを飛び出し、そのままキャリーに入った。
(この時ばかりは)素早く蓋を閉める夫。
ドームも一緒に蓋に挟まったが、それをなんとか引っ張りだし
蓋の金具を止める。よしっ。
キャリーを勢いよく一蹴りして、威嚇する猫。
これでは病院に連れていくまで気の毒だ。
毛布をキャリーにすっぽり被せて覆い
車に乗せ、動物病院に行く。
病院は同じ市内とはいえ、私たちは未知の場所なので
地図を見ながらにもかかわらず、夫は道を間違え
予定の倍の時間をかけてようやく病院に到着。
やっぱりナビが無いとダメだ。
病院で猫を預ける時に、よくよくお願いする。
「絶対に素手で触ってはだめですよ。」
「爪切りもよろしくお願いします。」
菓子折りも押し付ける。
(なにしろ、手術代は無料なのだ)
担当の先生は、院長先生の奥さんだ。
押し付けられた菓子折りには
「そんなの、いらないよっ。いいんだよ!」
と強く言うので
「先生、私の気持ちですから」と
さらに強く押し付ける。
「あの、ホントにくれぐれも素手で触らないで下さいね。」
「はいはい、ウチにいた猫だから大丈夫だよ。
では、責任を持って手術しますからね。」
お迎えは1泊して、明日(日曜日)の9時から12時。
ほっとして家路につく。
家では男子チームが五月猫を探し回り
メイがいないよぅ、と私に訴える。
ああ、メイは明日の朝帰ってくるからね。
心配しなくてよろしい。
風猫などは心配しすぎて、夕飯を吐いてしまった。
メイ部屋に入って、子猫の不在にがっかりする銀猫。
そしてまあ、心配はしていても、一緒に寝てしまうだけなのであるが。
バカ夫婦も寂しい思いをして一晩を過ごした。
メイもすっかり家族の一員になったってことだ。
せいせいしたような顔をして喜んでいたのは摩耶猫だけだ。
一晩があけ、9時少し過ぎにメイを迎えに行く。
受付で呼ばれ、診察室に入ると
奥さん先生がキャリーを持ってきた。
そこには、目を見開いてイカ耳になった猫が入っていた。
先生曰く「バリバリ発情してたでしょう?」
だから傷口が通常よりも大きいとのこと。
とはいえ、この先生はスペシャリストという評判で
傷口はびっくりするほど小さい。
キャリーに敷いたペットシーツはオシッコだらけ。
あらら、これは早く帰らないと。
猫も気持ちが悪いに違いない。
とはいえ、どうしても言いたいことがある。
「先生、ここに貼ってある里親募集、ウチの猫ですよね(笑)」
「あ、そうだよ。でも一緒に保護されたもう1匹の黒猫の貰い手が
まだ見つからないから、コレ貼ってあるの。」
「・・・それはそれは」
「あ、せっかくだからもう1匹どう? この猫」
「先生、ウチはもう4匹もいて、そのうち2匹は地域猫の会から
もらってきた猫なんですよ(苦笑)」
「なーに、4匹も5匹も一緒だよう。あはは、冗談、じょうだん。」
キャリーの中の相当におかんむりの猫を
なだめながら家に帰り、メイ部屋でキャリーを開ける。
キャリーから出るのはあっと言う間。
ニンゲンはキャリーを洗ったり、シーツを捨てたりする。
メイを落ち着かせるために、大好きな風猫を部屋に連れてくる。
心配そうな風猫と喜ぶメイ。
メイ、家に戻って来たんだよ。安心して。
こうして、メイは家猫になるための行程がすべて終了した。
病院にいる間はほとんど眠っていなかったらしく
メイは昨日からずーっとドームの中で眠っている。
ごはんもほとんど食べていない。
普通なら2~5泊するところを1泊で帰ってきたのだ。
もう、それは仕方がないことなのだろう。
気が済むまで眠ってもらい、風猫の顔を見せて喜ばせ
しばらくの間は好きなフードを与えて甘やかすしかない。
うまい具合の機会が見つからなくて
生後ほぼ10ヶ月の避妊手術だ。
長いこと滞在していた動物病院に里帰り。
とにかく抱き上げることができない猫なので
もう、だいぶ前からドキドキだった。
この猫をどうやってキャリーに入れようか?
だいたいの計画はこうだ。
朝、ごはん抜きのため、ふてくされ
ドームベッドに籠っているであろう猫を
そのまま持ち上げ、キャリーにすばやく落とし
電光石火で蓋を閉める。
しかし、思っている通りには運ばないのが世の常だ。
この段階で逃げられたら・・・
夫に加勢を頼み、部屋中を追い回すしかない。
朝、8時少し前
その時になってみると、猫は窓の外を見たり
部屋の中を歩きまわったり
一向にドームに入る気配がない。
さらに、気配を察した風猫が
自ら「メイちーん、元気ー?」とばかりに
お部屋訪問をする。
喜んだメイは風猫につきまとって離れず
もちろんドームに入ろうとはしない。
そこで、風猫には部屋を退出してもらい
夫に部屋に入るように命じる。
「ちょっと、気配なしで普通っぽく部屋に入ってみて!」
「猫がドームに入ったら、そのままキャリーに入れるから
アンタが素早く蓋を閉めるのよっ!わかったねっ!」
夫が部屋に入った途端、メイはそそくさとドームに入った。
よしっ、やるぞっ!
心を落ち着けてドームを持ち上げ
キャリーの上まで運ぶ。この館の距離1メートル。
瞬間、 猫はドームを飛び出し、そのままキャリーに入った。
(この時ばかりは)素早く蓋を閉める夫。
ドームも一緒に蓋に挟まったが、それをなんとか引っ張りだし
蓋の金具を止める。よしっ。
キャリーを勢いよく一蹴りして、威嚇する猫。
これでは病院に連れていくまで気の毒だ。
毛布をキャリーにすっぽり被せて覆い
車に乗せ、動物病院に行く。
病院は同じ市内とはいえ、私たちは未知の場所なので
地図を見ながらにもかかわらず、夫は道を間違え
予定の倍の時間をかけてようやく病院に到着。
やっぱりナビが無いとダメだ。
病院で猫を預ける時に、よくよくお願いする。
「絶対に素手で触ってはだめですよ。」
「爪切りもよろしくお願いします。」
菓子折りも押し付ける。
(なにしろ、手術代は無料なのだ)
担当の先生は、院長先生の奥さんだ。
押し付けられた菓子折りには
「そんなの、いらないよっ。いいんだよ!」
と強く言うので
「先生、私の気持ちですから」と
さらに強く押し付ける。
「あの、ホントにくれぐれも素手で触らないで下さいね。」
「はいはい、ウチにいた猫だから大丈夫だよ。
では、責任を持って手術しますからね。」
お迎えは1泊して、明日(日曜日)の9時から12時。
ほっとして家路につく。
家では男子チームが五月猫を探し回り
メイがいないよぅ、と私に訴える。
ああ、メイは明日の朝帰ってくるからね。
心配しなくてよろしい。
風猫などは心配しすぎて、夕飯を吐いてしまった。
メイ部屋に入って、子猫の不在にがっかりする銀猫。
そしてまあ、心配はしていても、一緒に寝てしまうだけなのであるが。
バカ夫婦も寂しい思いをして一晩を過ごした。
メイもすっかり家族の一員になったってことだ。
せいせいしたような顔をして喜んでいたのは摩耶猫だけだ。
一晩があけ、9時少し過ぎにメイを迎えに行く。
受付で呼ばれ、診察室に入ると
奥さん先生がキャリーを持ってきた。
そこには、目を見開いてイカ耳になった猫が入っていた。
先生曰く「バリバリ発情してたでしょう?」
だから傷口が通常よりも大きいとのこと。
とはいえ、この先生はスペシャリストという評判で
傷口はびっくりするほど小さい。
キャリーに敷いたペットシーツはオシッコだらけ。
あらら、これは早く帰らないと。
猫も気持ちが悪いに違いない。
とはいえ、どうしても言いたいことがある。
「先生、ここに貼ってある里親募集、ウチの猫ですよね(笑)」
「あ、そうだよ。でも一緒に保護されたもう1匹の黒猫の貰い手が
まだ見つからないから、コレ貼ってあるの。」
「・・・それはそれは」
「あ、せっかくだからもう1匹どう? この猫」
「先生、ウチはもう4匹もいて、そのうち2匹は地域猫の会から
もらってきた猫なんですよ(苦笑)」
「なーに、4匹も5匹も一緒だよう。あはは、冗談、じょうだん。」
キャリーの中の相当におかんむりの猫を
なだめながら家に帰り、メイ部屋でキャリーを開ける。
キャリーから出るのはあっと言う間。
ニンゲンはキャリーを洗ったり、シーツを捨てたりする。
メイを落ち着かせるために、大好きな風猫を部屋に連れてくる。
心配そうな風猫と喜ぶメイ。
メイ、家に戻って来たんだよ。安心して。
こうして、メイは家猫になるための行程がすべて終了した。
病院にいる間はほとんど眠っていなかったらしく
メイは昨日からずーっとドームの中で眠っている。
ごはんもほとんど食べていない。
普通なら2~5泊するところを1泊で帰ってきたのだ。
もう、それは仕方がないことなのだろう。
気が済むまで眠ってもらい、風猫の顔を見せて喜ばせ
しばらくの間は好きなフードを与えて甘やかすしかない。
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私のこと
HN:
椿
性別:
女性
趣味:
読書など
自己紹介:
老後はミモザ館(やかた)の
女主人になることを夢見つつ
4匹の猫と暮らす。
(いつの間にか5匹に)
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