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あけましておめでとうございます。

さきほどふぐすまから戻ってまいりました。

たぶん、このブログの読者が一番気になる画像を
入手しましたので、ここに公開いたします。



題名 「従姉製作のおせち料理」

画像は携帯で送ってもらったので小さいですが
もう、雰囲気は充分。


では、まいります。


まず一の重

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まあ! 彩りも鮮やか。 素晴らしい。



続いて 二の重

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ため息モノですね。

この中で従姉が作ってないのは蒲鉾だけではないかしら?

これを見た椿母などは
「まあ!ご馳走になりに行きたいようだこと!」と感嘆の声を
上げたほど。



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しまった! ふぐすまに帰らないで山梨に行けば良かった!


あ、制服のリカちゃんですが、風邪をひくほど大掃除に
奮闘したお駄賃に、と母が買ってくれました。


今年も良い年だわ、きっと。


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12月16日の窓を開ける。

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黒いトイプードル、そしてこの前も出てきたこの蝶って・・・。


先週の金曜日、東京は冷たい雨が結構強く降っていたが
本当に久しぶりにフレンチをご馳走になったのだ。

雨が強かろうが、足元が悪かろうが
絶対に味を外さない、という人のお誘いだったので
仲良しの同僚と二人で、地下鉄の出口を間違ったりしたものの
浮き浮きと出かけた。

歌舞伎座の前で待ち合わせをして、向かった先は「パリの朝市」
バブルの頃から有名だった店で一度行ってみようとは思っていたが
行く機会がなかったので、とても嬉しい。

店は広くはないが、照明も暖かく、値段設定が高いせいか
客の年齢層も高く、私には居心地が良い。


ワクワクな気分になりながら、料理を待っていると


まず、アミューズば運ばれてきた。

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ピメントのムースとアボガドのゼリー寄せ。

ウニのような色だが、しっかりピーマンの優しい味。



そしてオードブル

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海の幸の盛り合わせ
オマール海老のジューで仕立てたカブのヴルーテと供に

フタの網状のものはチュイル。薄いクッキーのようなもの。
では、チュイルを外してみましょう。


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海老とタラバ蟹と、ホタテのほうれん草包み
ソースがハッとするような味。
そのハッとする感じは何かとあれこれ考えて
たぶん、ソースの中に見えているオレンジ果汁ではないか、と
思い当たった。
魚貝の火の通し方が絶妙で、ソースと絡ませると
このまま飲み込むのが惜しいくらいだ。
ソースもパンにつけて残らず平らげる。


スープ

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オニオングラタンスープ

この時季のパリっぽーい。
チーズが舌を火傷しそうに熱く、フーフー吹きながら
少しずつ口に運ぶ。
量はわりとお上品で、少なめ。


魚料理

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真鯛のパイ包み焼き、ソースアメリケーヌ

このソースもパイに絡めて、皿に上には何も残さない。
私の信念(?)だ。


肉料理は3種からチョイス。

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私たちは シャラン産カモ胸肉のローストを選んだ。

これね、絶対におすすめ。
この時季はフランスでは「ジビエ」料理の季節だが
鴨がメインというコースにはなかなか当たらない。
いや、鴨は美味い。

付け合せのさつま芋の甘さ、長いもの味もいい。




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実はこちらも美味しそうだった牛肉の網焼き。

私の大好きな茄子が付け合せだ。ジュるっ。


そして、メインを平らげたころに
グラスの陰の花瓶に気づく。

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なかなか気が利いた料理の邪魔をしない配色だと思う。



そして、招待者のお勧め、お楽しみのデザート。

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全種類を少しずつ切ってもらう。
(写真には全種類は写ってない)

ソルベはヨーグルト。リンゴのタルトに
フルーツをのせたチーズケーキ、ミルフィーユ。
抹茶のシフォンケーキ。


いやー、もう目も舌も腹も大満足。
お金を貯めて自分でも行ってみたい店だ。
まあ、ランチくらいならなんとかなるかもしれない。

ヤスオさん、ご馳走さまでした。




*ヤスオさん
  某SNSの人は知っているが、家のあみねこの名前はこの人からもらった。
  広い自宅では2匹の猫が専用の部屋を与えられてのんびりと暮らしている。
  本当に残念だが年末で退社される。 お名残惜しくてしょうがない。




12月15日の窓を開ける。

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ネズミが嘗めたミルクを悔やんでも遅い。



日曜日に椿弟から荷物が届いた。

階下の夫から声がかかる。
2階と1階での会話はこんな。

夫「オーイ、弟から何か届いたぞーっ」

椿「どっちの弟ーっ?」

夫「オマエんとこに決まってるだろうーっ」

椿「今度は何送ってくれたのーっ?食器ーっ?食べ物ーっ?」

夫「紅まどんなーっ・・・って早く降りて来いよ。」


紅まどんな? はて? 
芋か? それは紅あづまだ。 それともお菓子か?
まどんなって言うからには愛媛のお菓子かしら?

トントントン・・・と階段を下りて「紅まどんな」と
書いてある箱を開ける。
箱は分別ゴミ収集に出すため、夫が即座にたたんで紐でくくる。




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まあ、みかん!!

入っていたリーフレットによると、平成17年に誕生した
新種の高級みかんで、冬のギフトに最適、と書いてある。
いよかんくらいの大きさだ。
(後ろのみかんはLサイズの温州みかんと猫だ)


手配してくれたのはK子ちゃんに決まっているので
早速メールをする。

「この度は結構なものを・・・」

なんでも、椿弟夫婦も初めて食べたみかんで
これほど甘くてジューシーなみかん食べたことが
なかったので、私に送ってくれたということだ。

もつべきものは妹だ。
弟は親には送るが私にまでは送ってくれない。
妹って素敵。



早速切ってみた。

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私としたことが切り方を間違えた。
「スマイルカット」にするといいらしい。

皮が普通の温州みかんよりも薄く
切っている途中で果汁が溢れてくる。
画像からも断面の果汁がわかると思う。





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皮はこんなに薄い。

いよかんともまた違う、すっきりした上品な甘さのみかん。


これから毎晩、食後のお楽しみになった。







12月9日の窓を開ける。

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おそらく、飼い葉桶に眠る幼子を暗示しているのかと。




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カレンダーの右側はあと1つの窓を残すだけ。




今日、友人から和菓子をもらった。

彼女を私は勝手に戦友だと思っている。
何に、とは一口に言えないが、戦っている彼女を
秘かに支えているつもりなのだ。
ま、そんなことはどうでもいい。


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「桃六」なのでどら焼きだと思ったら・・・





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生菓子だった。

右から半時計周りに、黄味しぐれ、じょうよ饅頭(桜の蕾がのっている)
鹿の子、柿の生菓子。





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この柿の生菓子は、どういうものかというと

ヘタ部分は本物を使用。
柿の皮の部分は道明寺を潰し加減にしたもの。
その上につや天(寒天)がかかっている
餡の中には一口くらいの干し柿が、刻んで入っていた。

黄味しぐれも私の大好きな和菓子だが、この柿には参った。
本格的な冬に入る少し前の夜、濃い日本茶を淹れて
コタツの温かさを楽しむのにぴったりの和菓子だ。

もちろん、4つ一度には食べてない。
心配している人がいると困るので、書いておく。




12月3日の窓を開ける。

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知恵の女神、ミネルヴァのお使いの梟か?





私がまだ実家にいた頃のクリスマスケーキは、私の手作りだった。
 
オーブンを買ったばかりだった、というのと
とにかくケーキを作りたい!という創作意欲が満々だったからだ。
(今でも「とにかく作りたい!」という困った癖は直っていない)
 
今から30年ほど前のふぐすまは、冬にハウス栽培のイチゴなど
出回っていなかったので、ケーキの間の果物は缶詰のパイナップルか
黄桃、デコレーションは生クリームならぬホイップクリーム。
それに“Merry X’mas”と書いたチョコレートの板なんかを
飾っていた。
 
当時のオーブンは火力がやたら強く、オーブンの癖も理解せずに
作っていたので、私の作るケーキはマドレーヌでもスポンジケーキでも
まわりがちょっと焦げて、いまいち膨らみの足りないちょっと堅い
ものだった。
 
20歳頃のクリスマスに、お洒落なケーキの本に載っていたシンプルな
ケーキを作った。
中に薄切りのパイナップルを挟み、ケーキの上はクリームを一面に
星型の口金でひとつひとつ絞り出しただけのもの。そこに柊の枝を飾る。
不○家のデコレーションケーキが全盛だったころ、その真っ白な
クリームだけのケーキは、私にとってはとてもお洒落なものだった。
 
事実、それを見た(何事も滅多に褒めない)母も
「まぁ! キレイなケーキだこと!」と言ったものだ。
私は得意満面で、皿にのせたケーキをそのまま冷蔵庫に入れた。
 
当時、高校生だった椿弟は
「今日のクリスマスのご馳走は何かな~♪」と、冷蔵庫を開けて
(弟はクリスマスに限らず、学校から帰ってくるや否や冷蔵庫を開ける
趣味があったのを、今思い出した)
そのケーキの存在を知った。
 
そして私の方を見て
「姉ちゃん・・・今年のケーキはこれだけ? サンタも何ものってないの?!」と
情けない声で言った。
「えー、何言ってんの! このシンプルなケーキがいいんじゃん。
 サンタとか、このケーキには合わないよ。」
と私はつっぱねたのだが、弟は食い下がった。
「それにしても、せめてサンタとかないとさ、それっぽくないと思わない!」
 
結構真剣な訴えに、天使の心を持つ姉の私は負けた。
「じゃあ、いいよ。自分で好きな飾りつけしても。 ぶつぶつ」
 
弟は小遣いを握り締めて、家の前の大型スーパーに走って行った。

 
私が買い物に行ったか、自分の部屋に引っ込んだかして1、2時間。
台所に戻り、ケーキの様子を見るために(クリームが乾いてないか、とか)
冷蔵庫の扉を開けた・・・。
そこには白いケーキの真ん中に「コケコッコー!」と、まるで早起き鳥のような
形のメレンゲ製の鶏が今にも羽ばたかんばかりにこちらを見ていた。
そしてケーキ一面にチョコレートのカラースプレーが撒いてあった。
「こ、これはいったい・・・。私の作ったあの美しいケーキは?」と
半べその私に、弟は
「これでやっとクリスマスケーキらしく、賑やかになった!」と
心から嬉しそうに言ったのだった。
 
そしてもちろん、その年のクリスマスは砂糖菓子の鶏が乗ったケーキを
家族全員で食べたのだった。
 


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 (昼休みに銀座〇越まで走って買いに行ったメイクアップ・キット)


私が結婚してからも、弟とクリスマスケーキを一緒に食べたことが
2度ほどあったのだが、私たちのこだわりは
「クリスマスケーキは丸くて、サンタが乗ったもの」だ。
クリスマスケーキを食べる楽しさは、「今年のサンタの顔は変だ」とか
「家はウェファースでないと」とか「アラザンがかかったバラの花の
数が少ない」とか言い合うことなのだ。少なくとも私たちには。
 
諸々の事情によって、1度はブール・ミッシュのお洒落な
でも、サンタは鋸を持っている、という変わったケーキが弟から
献上され、またある年の献上ケーキはなぜか、マキシムの
ナポレオン・パイだった。それも長方形の。

そのナポレオン・パイの年のクリスマスの夕食が終わって
ケーキを切る前に、弟が発した言葉はこうだった。
「いやー、これで小野屋の鶏があったら完璧だったのにね。」
小野屋とはふぐすまの鶏屋で、ここの鶏の丸焼きはとても美味しく
クリスマスになるとお歳暮として届くか、それが無い場合は
24日の昼間、私が弟を連れて買いに行ったりしていたのだ。
その小野屋もだいぶ前に閉店したらしい。残念だ。
 
 
今年の弟宅のクリスマス・ケーキはK子ちゃん手作りの
シュトーレンらしいが、心優しいK子ちゃんはシュトーレンに
きっと、サンタとウェファースの家をのせてくれるに違いない。
 
K子ちゃん、椿の実家のクリスマス・ケーキは
丸くてサンタののっているもの、なのだ。
よろしくね。
 
 
・・・やっぱ史上最強小姑か。


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老後はミモザ館(やかた)の
女主人になることを夢見つつ
4匹の猫と暮らす。
(いつの間にか5匹に)
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