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「小布施に おいでください」
と言った信州の片田舎の豪商がいた。
信州三山のひとり、高井鴻山がその人だ。
北斎は信州の田舎町がいたく気に入り
長く滞在した。
もちろん滞在しただけでなく
きちんと絵も残した。
私はこの地に縁があったようで
毎年この地を訪れる。
決して栗菓子だけが目的ではない。
今年の小布施の秋をどうぞ。
山の麓の町の木々が赤く色づき
野沢菜と大根、葱がつやつやと色を増し
赤く色づいた葉が陽光に透ける。
柿もたわわに実り
塀を這う蔦の葉は
目立たないが一幅の絵のようだ。
栗の小径の脇を流れる小川の音が澄み
小径の向こうは明るく開け(・・・て、ない)
壁の向こうにあるのは高井鴻山の記念館。
ここは寒い地方である、というのが
ドウダンツツジの燃えるような赤で解る。
この町は犬にも楽しいらしく
笑う犬たち。
私がカメラを向けたら
気をきかせた飼い主が
オヤツを見せて視線を促してくれた。
きちんと躾のできた犬たち。
どこぞの家の猫とは大違い。
で、続きます。
博物館で時間を過ごした後は
いよいよ工場見学だ。
敷地はだだっ広いので、バスに乗って行く。
まず、ウィスキーの貯蔵庫。
貯蔵庫内の温度調節は一切行ってない、ということ。
まー、びっくり!
冷涼で多湿なこの土地の気候で寝かされたウィスキーが
「白州」の味の特徴を出す。
暑かった今年の夏、貯蔵庫のアルコールの匂いは
例年とまったく違ったそうだ。
2013年のウィスキーはどんな酒になるのだろう。
めったに見られない蔵出しされていく樽たち。
そして、発酵、蒸溜棟に向かう。
山懐に抱かれて育った酒、ということね、ふんふん。
ウィスキーの原料はたった2つ。
大麦と水。
それだけ。
だからとにかく水が重要なんだ。
びっくりするような大きな樽。
これは大麦のジュースを発酵させている。
肌寒い日だったが、ここはほかほか。
樽の木目。 渋い。
いや、こんな感想は我ながらどうかと思う。
ポットスチルが並んでいる。
ここでの蒸溜は2回。
よりアルコール度数が高くなる。
下戸な私は「それがどうした」って感じだ。
見学の最後はお待ちかねの試飲。
1杯目は、
シングルモルトウィスキー「白州」をソーダ水で割った
「森香るハイボール」
ウィスキー1:ソーダ水3~4
爽やかで、酒に弱い私でも飲み干すのは楽だ。
このグラスと氷も素敵で
これも味のうち、なんだと納得する。
2杯めからのお代わりタイムには
白州12年もの、を使った水割りなどが
カウンターに並ぶが
さすがに私はオレンジジュース。
つまみのナッツとチョコレートも
ここのオリジナル。
しかし、この会社は宣伝が巧い。
「ウィスキーは旨いものだ」と私たちに思わせた功績は
高く評価されるに値する。
ま、私はどうしても美味しいとは思わないけど。
「森香るハイボール」のグラスが素敵で安かったので
よっぽど買おうか、と迷ったが
収納場所がどうしても見つからず諦めた。
今度 「天然水ツアー」にでも参加して
もう一度考えよう。
アイスコーヒーもアイスティも
このグラスに入れると
美味しそうになるのは間違いない、と思うんだ。
7月のHawaii旅行中に目にした
楽しい、というか
見ているだけで気持ちの良さそうな風景。
ヒルトン・ホテルの前のビーチでは
パドル・サーフィンを体験している人が多い。
なんでも
”Very easy!"
なんだそうだ。
パドルを漕ぎながら、嬉しげに叫んでいた人がいた。
昼間、ホテルのラナイから海を見ていたら
タンデム? でサーフボードに乗り込んだ人たちがいた。
こちらは白い犬。 犬種不明。
黒い犬。 こちらも犬種不明。
それにしても、この犬のくつろぎっぷり、たら!
羨ましいほどに気持ち良さげだ。
この人たちは友達のようで
時々、パートナーを交換したりする。
白い犬がボードを押しているように見える。
人も犬も、とっても楽しそう。
ああ、もう、これはなんだかわからない。
ボードは3艇あるは、人の脚は6本あるは
黒い犬は2つのボードに片足ずつ乗っているは。
それにしても楽しそうだ。
そして、また元のパートナーのボードに戻った犬を乗せて
2艇のボードは連れ立って沖へ向かって漕ぎ出した。
犬とボードに乗る、という遊びも羨ましいが
何やら、女性の体格の良さが
際立って印象に残ってしまった。
彼女たちと並ぶと私も華奢に見えるに違いない。
まあ、それはどうでもいいことだけど。
時分だったのだろうか。
今年は島中で満開のプルメリアを見た。
このプルメリアが一番多い。
住宅街に入ると、どの家にも必ずと言っていいほど
プルメリアの木がある。
そして、その種類は驚くほど多い。
その香りはそれぞれにはっきりと違う。
それでも、プルメリアとわかる主張を持った香りなのだ。
高級住宅街、ラニカイにはピンクのプルメリアも。
ワイキキ中心部のプルメリアよりも
郊外のプルメリアの方が強く香るのは
土質のせいだろうか。
落ちたばかりのキレイなプルメリアを見つけると
拾って髪に挿すのはお約束。
ロコの真似だ。
シャワー・フラワーも満開。
残念ながら、この花は香らない。
風に吹かれた時、この花は最も美しい。
プルメリアの木の下に車を止めておくと
粋な車になっている時がある。
花々を視界に入れるのが自然になった頃に
四季のある島国に帰る時が来る。
最後まで見送ってくれて、ありがとう。
Hawaiiは今日も虹日和なのだろう。
今年の旅行記 「アイランド・スタイル」
お付き合いいただきありがとうございました。
次回から日々是好日の通常営業でございます。
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女主人になることを夢見つつ
4匹の猫と暮らす。
(いつの間にか5匹に)