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今日は節分。

そして、関係ないが今夜も雪が降っている。



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ずっと大豆を撒いてきたが、今年は殻つき落花生。



毎年、ふぐすまの実家にいた頃の節分の日を思い出す。

その日は学校からちょっと浮き浮きと帰ってきたものだ。
そして夕方の5時か5時半くらいから父親が豆まきをする。
父親の豆まきにはちょっとしたこだわりがあって
私や弟が豆まきをする年は、きちんと手順を説明されるのだった。

「いいか、窓を開けたら、まず"鬼は外!"と言って鬼を出してから
"福は内"と言うのだぞ。 福を入れる前に鬼を出すのだよ」

そして、実家の豆は殻つき落花生と決まっていた。

父親が豆まきをした年は、いたずらっぽく笑いながら
「アンタたちの部屋にはそれぞれ二撒きくらい余分に
撒いてあるから、後で楽しみながら食べるように!」
と言うのが決まりだった。

私と弟は夕飯が終わるとそれぞれ部屋に戻り、部屋のあちこちに
散らばった落花生を拾い集め、それを食べながら勉強したり
本を読んだりして節分の夜を過ごした。
もちろん、私のことだ 「アンタの部屋の落花生の量はどれくらい?」と
弟の落花生をチェックするのを忘れてはいなかっただろう。

たったそれだけのことなのに、節分の夜は楽しかった。

そして、この豆まきにはオマケがあって
一ヶ月とか二ヶ月経って、節分のことなどとうに忘れた頃
ベッドの下や机の下に、拾い忘れた落花生をひとつ
見つけることが必ずあった。
まるで自分の手柄のように、家族中にその落花生を見せて回り
家族中から羨ましがられながら食べた落花生の美味しかったことと言ったら!
まあ、羨ましがっていたのは私だけかもしれないが。

落花生一粒で盛り上がる家族というのもどうかと思うが
季節はずれの落花生を見つけた人は必ず、義務のように
家族全員に披露するのだった。
もっとも弟は、誰にも言わずこっそり食べてしまっていたかも
しれない。




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大豆ももちろん美味しいと思うが、大豆を撒いたときは
「豆を後から拾って食べる楽しみ」は無いのが寂しい。

食べ物を粗末にしない、という観点からも
落花生を撒く、というのは理にかなっているのではないか。





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「立春大吉」を開けると、中には大豆が4粒。
京都の「豆富」のものだ。





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ウチでは撒いた豆を猫がさんざんオモチャにして堪能してから
ニンゲンが拾って食べる。

そんなことができるのも、殻つき落花生ならでは、だ。


明日は立春。





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東京には珍しく今夜は雪だ。


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今、いたずらでフラッシュも焚かないで裏の畑を撮ってみたら
あまりにも明るくてびっくりした。
これは21時17分撮影。 肉眼では真っ暗だ。




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裏の畑では大根も作っていたのだ、と初めてわかった。



それはそうと、私がふぐすまにいたのは高校3年生までだ。
雪国というにはおこがましいが、東京あたりの人から見たら
充分に雪国と言えるほど雪は降って積もった。


一晩中雪が降っていたのも一冬の中で何度もあったが
その中でも一冬に3回くらいは、それこそ雪の降る音しか
聞こえない夜があった。 電線にまで雪が積もり
思わず「雪の降る街を・・・♪」と口ずさまずにはいられないような夜。


これは雪国に住んでいる人しかわからないと思うのだが
雪の降る音は、ほんとうにある。
しん、しん、もそっ、もそっ・・・というような音だ。
「深々と」という言葉があるが、しん、しんと音がするのだ。


その音を聞くと私は思わず
「ひとり、心に満ちてくる・・・緑なす春の日の・・・」と
歌ってしまったものだ。
この歌は歌詞も素晴らしいが曲がまたすごい。
メロディが見事に起承転結のお手本のような展開をしている。
曲の最後のフレーズが明るさと暖かさと希望を感じるなんて
めったにないのではないか。




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雪が降ると、実家では年老いた(いや、元気)椿父が雪かきをする。
さすがに、最近はそれが心配だ。
近くに住んでいてやればよかった、と天気予報の雪マークを見る度に思う。
まあ、それも元気な証拠だから、いいか。
でも、ふぐすまに大雪の予報が出たあくる日は、必ず電話をする。
そして、雪かきが終わって自慢げな父の声を聞いてホッとする
この歳で両親が元気な私は幸せだ、としみじみ思う


降る雪は昔のこと、今のこと、あれこれを次から次へと
心の中から紡ぎ出してくれる。

東京では一冬に一度、あるかないかの雪の夜。




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この猫は、もしかしたら外猫だったかもしれないのを
運よく保護され、家の中で生活しているが
雪の夜、外に住む猫はどうしているのだろう、と一番心が痛むのはそのことだ。






もう5,6年。もしかしたらもっと以前に買って
すっかり忘れていたアロマランプをごそごそと出してきた。



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お猪口のようなカップに水を入れ、エッセンシャル・オイルを数滴。
中の電球の熱でカップの水が温まってくると、ほんのり香りだす。

蝋を燃やすタイプも持っているが、こちらの方は火を使わず
手軽なので、こちらを使用している。

今、焚いているオイルは「ユーカリ・グロブルス」
風邪の予防対策だ。
と言えば聞こえはいいが、以前に買って残っていたオイルが
これしかなかったからだ。

ユーカリを焚くと、ツンとした、周りが殺菌されるような香りが立ち
スッと鼻が通るような気がする。




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奥に見えるのはペットボトル加湿器。

これも、アロマオイルを使用できるタイプなので
試してみたのだが、いまひとつ香りが弱い。

やはり、加湿器には加湿器の役割に専念してもらうのが
一番いいのだ。



ところで、加湿器を使用するようになってから
気のせいか、目の下のシワが浅くなったような気がする。

そうなると、しばらくの間は加湿器を使うし
アロマランプもせっかく出したし
アロマオイルを何本か買ってみようかしら。

オーソドックスにユーカリにラベンダーをブレンドしたらどうだろう。
柑橘系は単独で使うと美味しそうだ(違うって)




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加湿器を焚いていると、猫を撫でても静電気が起きないので
猫もご機嫌だ。(かどうかは聞いてないのでわからない)


じゃ、ちょっとヤフオクでも覗いてこようっと。





ワタシ、カオリちゃん!(私の名前)

高校2年生。 よろしくね。

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一昨年の秋に予約注文をして、昨年の秋に
実家に届いた、母校の制服を着たリカちゃん.

年末にふぐすまの実家に帰って、ようやくリカちゃんと
対面した。

バービーが29センチのドールなので、その大きさに
慣れた私にとっては、拍子抜けするほど小さい。

ごくごく普通の女の子の体型、顔なのだろうが
バービーを見慣れていると子供っぽい。
まあ、それはしょうがない。我慢しよう。




冬服はこんなだった。

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セーラー衿のダブルのブレザータイプの上着に
ボックスプリーツのスカート。

衿の先には親指と人差し指で輪を作ったくらいの大きさの
ワッペンがぬいつけてある。
ブラウスは衿なしで、首元でリボンを結ぶようになっている。

母曰く、「椿は3年間1度もリボンをきちんと結んだことがなかった」
その頃はリボン結びというものがきちんと理解できていなかったのだ。
卒業式の日、クラス代表で卒業証書をもらう私のために
母が(半分呆れながら)きちんとリボンを結んでくれた。

今見ても、なかなかキリッとしたいい制服だ。
当時、全国制服コンクールで2位になった制服なのだ。
ま、制服がある、ということは田舎ってことでもあるのだ。

今の高校生のスカートは“股下何センチ”という短さだが
私の時代は長かった。長ければ長いほどカッコ良かった。
もちろん、私はごくごく普通に着ていた。
スカートのヒダが取れかかると「寝押し」をしていた。
アイロンをかけるとピカピカに光ってしまうからだ。



夏服はスカートの素材が変り、上着が白だった。

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胸についているのは校章のバッジ。
袖は七分袖。

7月と8月は「盛夏服」という半袖の、それは可愛らしい上着があったが
このリカちゃんに付属していたものは、私の時代のものではない。




当時の「カオリちゃん」は、田舎のフツーの女子高校生で
可愛くも美人でもなく、毎日本を読んではあれこれ空想ばかりしている
国語だけが得意な、へんちくりんな女の子だった。

それでも
「大人になったら、きっと素敵な男性と燃えるような恋をするのだわ!」などと
今考えると赤面するようなことを考えていたのだ。

若いということは、少しもいいことではなく、むしろ苦しいことだらけだと
当時は思っていたが、今思い返してみても赤面するようなことばかりだ。

この頃にはもう、戻らなくてもいい。
この時代をすっとばして私は生きてきたのだ、と思いたい。



久々にこの頃を思い出し、懐かしさよりも恥ずかしさの方が
先に立つとは・・・意外だった。





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